片づけでおうち育 数える力


片づけは、小さな子どもにとって生きた「教材」


片づけは、おうちでできる知育「おうち育」です、

というお話の続き。


今回は、「数える力」についてです。




突然ですが、

あなたは、洋服を何枚持っていますか?


その洋服は、

はみ出ることなくクローゼットに収まっているでしょうか?



片づけにおいて「適正量を維持する」ことは大切なこと。

どんどん増やせば、必ずモノはあふれます。


入る量だけ

管理できる量だけ

使う数だけ


量を減らすと片づけやすくなり、数量も把握しやすいですね!


なのに…

難しいんですよ!これが…!


コップの中に入る量は200mlなのに、

それ以上水を入れると…


溢れます!


当然といえば、

ごく当然のこと。


スペースには限りがあって、

その中に入る量は限られている。


なのに、そこをスルーしてしまうんですよね…


で、

大人にだって難しいことを、

そもそも子どもに求めても、

できないのは当たり前の話で、


多分、子どもの片づけ問題のストレスは、

「そもそも量が多すぎません?」

から始まると思うんです。


そして、おもちゃの量が多いと、

「活用できない」

という別の問題も起こります!

(この話は、また別の機会に…)


そうして、リビングに待ち受ける運命は…

混沌…カオスです


それなら、いったいどうしたら???


もちろん、量を減らせばいいんです!


減らすためには、基準が必要。

入れ物、つまり適正量を決める必要があります。


この場合の「減らす」は、

何も、捨てちゃう、とは限りません。

どこか、他の場所にまとめて保管してもOK。

お片づけの本や雑誌でも、

こうした方法が推奨されていますね。


で、ここからは、

片づけと「数える」の関係性について。


片づけノウハウとしての数量コントロールとは、

ちょっぴり違う視点で話を進めさせてください。



モノの数を減らすと、

数への意識が高まります。


例えば、イメージしてみてください。


スッキリと整ったクローゼットに、

ジャケットが3着あったとします。

ジャケットを1着クリーニングに出したら…?

なら、今週は2着のジャケットでコーデを考えよう。

明快!


これが、混沌としたクローゼットなら、どうなるでしょう?


たくさん持ってるはずなのに、

実際には着てないジャケットがクローゼット内を陣取り、

出しっぱなしのヘビロテのジャケットをクリーニングに出しちゃったら、

着まわせるジャケットはクローゼットの中にあったっけ?

イライラ!


あるあるエピソードではないでしょうか?



このたとえ話でお伝えしたいのは、

量を減らすと、楽になりますよ!

ということではなくて(片づけ的にはそうですが)


量を減らすと、数で考えやすくなる!

というところ。


子どもの場合は、理解できる数量が大人よりも少ないので、

影響は大なんです。



ここで、幼児の数についての理解の仕方について、

少し説明させてください。


そもそも幼児は、数について、

大人と同じような概念をまだ持っていません。


「1、2、3、4、…」

と口では数えていても、

「3こちょうだい」

とお願いしたら5こくれたりします。


「5」という数字が書けるからといって、

「5」という量を表している記号だと理解できているとは限りません。


これって、ご存知でしたか?


私は、幼児教室で働く前は、

ちっとも知りませんでした!

小学校に入ると、すぐに数字での学習が始まります。


だから、それまでに

「数や量について、体験的に学んでいること」

が必要です。


じゃあ、早期教育しないと、

学校の勉強についていけなくなるの?


というわけでは決してありません。


大事なのは、

「体験的な学び」であって、

早期教育ではないと思います。


数量感は生活の中で学ぶのが一番!


そして、「片づけ」は、

量や数の感覚を身につけるのにぴったりの

生活体験 つまり「おうち育」になるんです。


片づけでおうち育

次回は、「収める力」についてのお話しに続きます。



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お片づけアカデミー

片づけは暮らしの中の知育です 片づけでみにつくのは生活習慣だけではありません。 分ける力 数える力 収める力 片づけは3つの力を育みます。 片づけでおうち育 始めましょう!

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